50の手習い帖~ピアノ始めました~in America

50歳過ぎたおばちゃんが精神的に復活するために、アメリカでピアノを習い始めた練習日記

ピアノ探しジャーニー④

かなり時間が経ってしまい、書く方も読む方も「この話はもうどうでもいい。忘れた。」という気持ちでしょうが、三日坊主常習犯の私は己を変えるために書き切ります!(大袈裟)

 

 

sarutobi55.hatenadiary.com

 

このつづきだよ。

 

A市にあるおっさん指定のギャラリーに行くことになり、ウキウキしてGoogle mapにそのアドレスを打ち込んだら、高速使って20分弱の所にあることが判明。

 

順調に走り続けてそろそろ目的地に着くであろう頃に、少し不安に襲われる。

 

何故ならばそこはこんな感じの家が建っている住宅地。

 

 

f:id:sarutobi55:20210515023003p:plain

 

 

こんな個人の家ばかりがが建っているエリアにギャラリーなんて存在するの?

 

そしてナビは言ったのである。

 

「目的地に到着しました。」と。

 

 

家じゃん!!!

 

どっからどう見ても個人の家じゃん!!

 

夫にも住所間違ってないか?と聞かれて、おっさんのビジネスカード確認するも、ストリートアドレスも、家の番地も間違いない。

 

ギャラリーってなに?

どうしたらいいの?と思っていた時に夫が

 

「あの人来たよ。」

 

とおっさんの車が後ろからやってきたのを見つけたのです。

 

 

私達の車の後ろに止まって、下りてきたおっさんはニコニコしながら一言

 

 

 

「速いね。すぐにわかったかい?」

 

 

 

・・・・・・・・・・・ここなんかぁ~いっ!!!

 

ギャラリーって、ここなんかいっ!!!!

 

 

 

f:id:sarutobi55:20210515024437p:plain

 

 

おっさんは私達を家の中に入るように誘導しまして

 

娘は学校からのコールがあるからと車の中に残りました。

 

 

おっさんの家の中に入って直ぐ、ピアノ3台がありました。

 

f:id:sarutobi55:20210515042228j:plain

 

 

しかしおっさんはピアノの話では無く宗教の話や

 

おっさんが自分で家の中を改装しているっていう話をして

 

その改装している場所をを「見たいかい?」と言いだしまして、私達は無言。

 

よせばいいのい夫が話を合わせるから、おっさん調子にのってまた改装作業の話に戻り

 

「見るかい?」って数回言うもんで

 

もう面倒くさくなって、最後には「はい」って言ってしまったんだわ。

 

 

そしたらおっさん、ガレージ兼作業場に連れて行き説明始まりました。

 

お風呂のタブとかトイレの便器とか木材とかありまして

 

自分1人でやってます!って話してたんですが・・・・・・

 

この風呂場やトイレの取り付けか終わる日が来ることは無かろう、と私は思いました。

 

それよりなにより、ピアノ!!!!

KAWAIのピアノだよ!

 

「どれがそれなんですか?」と訪ねる私に、これだよと指さしたのが

 

f:id:sarutobi55:20210515042309j:plain

 

 

もうね、蓋開けて写真撮る気も無いです。

 

 

コロナ禍でレストランなどテイクアウトしか出来ない(昨年の夏の出来事なので)など緊急事態宣言があけてすぐのこの時期に、見ず知らずの赤の他人の家で私ら何やってんの?

 

 

おっさん、いきなりピアノ弾きますって言い出しまして、私らに聞きたいか?って聞いてきたの。

 

「聞きたくないです、全然聞きたくないです。帰りたいです。」

 

と言ってみたい。

 

娘が車の中で待ってますから・・・・とやんわりと帰ります宣言したら

うちのバカ旦那「まぁまぁまぁ・・・」と言い出しまして・・・・・訳がわからない。

お前このおっさんに何か弱みでも握られてるわけ?意味がわからないわ。

 

おっさんは私に椅子を勧めてきまして、座っておっさんの演奏を聴きました。

感想・上手いのかなんなのかわからない。ただ言えるのは私よりは全然弾けます、はい。

以上。

 

 

終わった瞬間、「本当にもう娘が待ってますんで失礼します」と言って帰ろうと外に出たら、おっさんが「パン食べないかい?持って帰りなよ。」ってパンを手に持って出てきたの。

 

おっさんよ、コロナで世界が緊急事態なんだよ!

6フィート離れてなきゃいかんのよ!

Stay Homeなんだよっ!!!!

そのパンにコロナが付いてるかもしれんのよ。

 

と腹の底で思いながら、笑顔で「ありがとうございます。でもコロナなのでおじさんが食べてくださいね。お気持ちだけ受け取っておきま~す。今日は本当にありがとうございました。」

 

と言って車に乗り込み、その場を後にしました。

 

この出来事は一体なんだったんだ?

あまりにも悶々としすぎて、このままでは帰れない!ちょっと検索してみたら、この街のピアノギャラリーが車で5分の所にあるというので、夫に聞いてみたら二つ返事で”OK"が出たので寄ることにしました。

 

5分後・・・・・・・これだよ!これがギャラリーだよ!!!!

 

というピアノが何台もあるギャラリーに私達は着いたのです。

そこのスタッフさんは

 

「どのピアノも弾いてみていいですよ。聞きたいことがあったら何でも聞いてください」

 

とフレンドリー。

 

他のお客さんのピアノ演奏に聴き入ってしまう、超初心者の私。

 

このギャラリーに来てピアノの事を全くわからない我が夫までもが

 

「これだよ、これ!ギャラリーってこういう場所を言うんだよ!」

 

と言ってテンション上がってる🤣

 

 

f:id:sarutobi55:20210515050857j:plain

 

f:id:sarutobi55:20210515050927j:plain

 

 

メーカー関係なく色々なピアノが沢山ありまして、それがまた楽しかった!

 

やはりお値段が立派でしたが、これで夫もピアノは$350や$750とかで買える代物ではない、ということを学んだようです。

ここのスタッフさんとも話をして、少し知識がついたようだし。

 

これもあのおっさんがいてくれたおかげですかね。

 

人生に無駄な事は何も無い👍(多分😅)

 

 

しかし、まだピアノは見つからないので⑤につづく。

長くてすみません。