50の手習い帖~ピアノ始めました~in America

50歳過ぎたおばちゃんが精神的に復活するために、アメリカでピアノを習い始めた練習日記

Piano Partyと○○疑惑

いよいよピアノ・パーティーの日。

 

弾かなくても聞くだけ参加も許されているこの会に、何故か弾きます、と参加してしまったわたくし。

 

参加したのは私も含めて女性3名・男性4名の合計7名。

2名遅れて参加ということで、パーティーが始まった時には5名でした。

 

これは大チャンス!!!!

 

弾く順番は特に決まってはいなくて、私は大胆にも自分が弾きます!と立候補しました。

 

すごい自信!と思わないでください。

 

むしろ逆です。

 

あまりにも初心者なので、早く弾いて早く楽になりたい心理です。

 

少しでも人数が少ない時に弾いてしまいたいっ!!

 

 

このパーティーの話が出ていた時に先生が

 

「オフィシャルの発表会ではなくてカジュアルなので緊張しなくていいんですよ~。

でもね、弾いている時に”あっ、間違った。”と思っても、それを声に出してしまったり、演奏を辞めてしまったりしないで、最後まで何も無かったかのように、弾ききってください。」

 

と言ってました。

 

学生さん達とも同じパーティーをするそうなんですが、間違うと恥ずかしくて” I can't play any more!"と言って途中で辞めてしまう子が、まぁまぁの人数でいるんだそうです。特に思春期の女の子に多いらしい。

なんかアメリカ人だからこそあるエピソードだなぁ、と思いました。

 

日本人だったら無言で勝手に終了~!ていう感じがします(私の勝手な想像ですが)

 

確かに思春期の女の子だったら、間違って恥ずかしい気持ちわかるよ~。

でも女の人ってすごいよね。

そんな思春期が自分にもあったのに、それから約40年。

超初心者だっちゅ~のに外国人相手に”私、1番に弾きますっ!!!”って立候補できるようなおばちゃん(おばあちゃん?)に成長しちゃうんだから。

間違えても”は?間違えましたっけ?気がつかなかったわ”ってな感じで図太く弾けちゃうから。

おそろしいわ😆😆😆

その恥じらいも無くなるから、旦那にも浮気されたんだろうけどね。

しかしず太く生きる気持ちが無きゃ母親業もやってられないっちゅ~の。

 

 

話はパーティーに戻しまして、弾く前にまずは自己紹介。

 

名前とどれくらいピアノを習っているのか、そして弾く曲のタイトル。

私が弾いたのは↓

 

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ほんの16小節の曲ですが、予想通り間違うの。

 

そんでニヤつきながら弾き続けるわけです。

 

それが楽しそうに弾いてる!ってみんな解釈しておくれ~!と願うというね。

 

弾き終わると先生が聞いてた人達に「今の演奏にポジティブなコメントください」って言うんです。

 

そうすると皆様積極的に言ってくれるの。

 

もう、こういう文化いいよね~。

 

自分で自分を追い詰めちゃう私にとって、こういうの本当にありがたい。

 

自分の番が終わったら気が楽になって、後は皆様の演奏を楽しむだけでございます😊

 

 

ブルースを弾く人あり、ワルツを弾く人あり。

聞き入ってしまいました。

 

途中遅れてきた人達もやってきて、教会でピアノ弾いてますって人もいたり。

 

とても勉強になりました。

 

 

ただ1人、すごく気になった男性がいたの。

 

彼は遅れてやってきたんだけれど、なんと腕を怪我したそうで首から腕を吊して登場。

 

 

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こんな感じよ。

 

この状態で更に遅刻もしてるのに参加して、みんなの演奏を聴きに来るってすごく熱心な人だな~って思ったんです。

 

弾き終わった後は皆で交流会っていうのもあったので、それに参加したかったのかもです。

 

私はピアノの知識が無さ過ぎて、会話がもたないので交流会のはじめの方で帰宅しました。

 

男性の方で弾かずに演奏を聴いているだけの人もいて、この腕ぶら下げてる人ももしかして弾かない理由をわざわざ作ってみたのか?なんて想像をしてみたり。

まさかそんな大それたことするわけないか、なんて思ったんですが、次のレッスンの時に先生とパーティーの話になりまして

 

「ディビット(仮名)も習い始めなんだけれど、腕怪我していてびっくりしちゃった。

 先週のレッスンの時にはなんともなかったんだけれどねぇ。まさか・・・・。」

 

って想像力豊か過ぎますかね?私達。